天路の旅人(上)

15件の記録
- MDR@MDR20252025年6月11日読み終わった再読中心に残る一節じゅうぶん読んだ@ 自宅「そして、そこにはまた、ラサへの巡礼を終え、どこかに帰るらしい三人の巡礼者がいた。 三人は、ウールグと杖を地面に置き、ラサの方角に向かって静かに礼拝していた。長い旅だったのだろう。毛皮の服が埃に塗れている。 だが、西川にはその姿が限りなく美しいものに見えた。」345ぺーじ 旅の中で人間関係からふと切り離された時によぎった西川の旅情が書かれる。それほどまでに大陸に憧れた青年であったのだろうと感想を持った。
- MDR@MDR20252025年6月9日買った読み始めた@ 自宅沢木耕太郎さんの作品は初めて。旅行記は久々で新鮮に読めています。かなり昔、登山をしていたので、テント生活は大体こんな感じだろうとか、乾いた空気感とか、そんなものが思い出されます。
- MDR@MDR20252025年6月9日読んでるまだ読んでる@ 自宅「もしかしたら、困難を突破しようと苦労をしている時が、旅における最も楽しい時間なのかもしれない。困難を突破してしまうと、この先にまた新たな困難が待ち受けているのではないかと不安になる。困難の最中にあるときは、ただひたすらそれを克服するために、努力すれば良いのだから、むしろ不安は少ない、と。」200ページ。 この主人公西川の気付き人生の起伏を超える誰もが思うことではないだろうか?よく人生は旅であるという理由一つではないかと思う。
- アネモネ@anemone2025年6月6日読み終わった第二次世界大戦末期、西川一三は、敵国・中国大陸の奥地へ密偵として潜入した。中国北部からインドまで果てしない路を歩み続ける。さすが沢木耕太郎、めちゃ面白い。戦争中にこんなすごい日本人がいたなんて!
- 読書のあれこれ@hana-08312025年5月28日気になる西川一三、どこかで最近見たような名前と思っていたら そうだこの前のNHKの本棚な番組で角幡さんが出た時、この西川一三の本がめちゃくちゃ面白いって言ってた気がする