
はれのき・ちゅうた
@harenokichuta
2025年6月11日

書庫を建てる
堀部安嗣,
松原隆一郎
読み終わった
堀部さんは家づくりには建築家、施主、施工者…それぞれの物語があるという。
それにしても、施主の語る家づくりはここまで赤裸々でないといけないのだろうか?祖父に対する尊敬の眼差しと、父に対する苦々しい想い。
それが仏壇置き場+書庫という超特殊解の用途につながっていく。
堀部さんはそんな施主の想いを受け止めて、時には施主の要望を否定しつつ、形をつくりあげていく。
堀部さん程の建築家には、それに相応しい施主が集まってくるのだなと感じた。建築家の覚悟も凄まじいが、施主にも建築家の提案を受け止めて決断する相応の覚悟が求められる。
そんな施主と建築家と施工者のバチバチの想いと苦労が読める本。
個人的にはもっと断熱をしてくれぇ!と思う。