紅茶うさぎ "11文字の檻" 2025年6月12日

11文字の檻
11文字の檻
青崎有吾
4作読了。 『前髪は空を向いている』 二次創作と言われたら、なるほど、と思った。 原作を知らなくても楽しめるけど、原作を知ってる方が当然解像度は高くなるので、知ってた方がお得。 特別何かが起こる訳ではない日常、だけどそんな日常の中の、ほんの些細な事が、実は自分にとっては重大なんだっていう、そういう"普通の時間"を感じられる作品だった。 『your name』 噤ヶ森と同様、凄く単純なんだけど、確かに〜となる。ショートショートは作者の癖とかが如実に現れると思っているので、これが好きな人は、作者の他の作品も好きな筈。 『飽くまで』 こういう人居そうってなるし、まあコイツならこうなるわなって、納得してしまう作品だった。 『クレープまでは終わらせない』 イラストの為の小説、と思うと納得。イラストがあってこそ輝く作品だと感じる。 それにしても、どの作品もキャラクターが濃い。そこにオタク的要素を感じるのは、巻末コメントからして間違いではないのだろうと思う。 私は割と好きな価値観である。
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