雨氷 "怠惰への讃歌" 2025年6月10日

雨氷
雨氷
@supercooling
2025年6月10日
怠惰への讃歌
怠惰への讃歌
バートランド・ラッセル,
堀秀彦
✔︎「第一章 怠惰への讃歌」を読み終える ✍️ 農夫のダンスは、辺鄙な片田舎以外では姿を消してしまったが、このダンスを修めたいという気を起した衝動は、今なお人間の本性にあるに違いない。都会人の快楽は、おおむね受け身になった。即ち映画を見ること、フットボールの試合見物、ラジオの聴取等がみなそうである。こうなったのは、都会人の積極的な精力(エネルギー)がすっかり仕事に吸いとられている事実の結果である。だがもし都会人にもっとひまな時間があるなら、自分で積極的な役割を演ずる快楽を昔のように味わえるであろう。 (p.29)
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