久保みのり|書店よむにわ "ぼくは本屋のおやじさん" 2025年6月13日

ぼくは本屋のおやじさん
「仕入れたい本がこない!」の隙間に早川さん自身の書店イズムが見え隠れし、それらを追っかけて読むのが楽しかった。 特に心に響いたのはこの一節。あらゆる理不尽に「人間なんて嫌いだ!」とならないのが、この人の魅力なのかもしれない。奥様にはなりたくないと感想多数の早川さんのエッセイ『たましいの場所』『生きがいは愛しあうことだけ』も気になるな。 p.144 これでも一応、本が好きで本屋をはじめたわけなのだが、本よりも人間が好きでなければならなかったのだ。これは他のどんな商売にもあてはまるだろう。マンガ家だってそうかもしれない。
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