
ちょこれーと*
@5_ogd
2025年6月13日

移動と階級
伊藤将人
読んでる
『生産性の向上と無駄の排除が高い価値を持つようになった現在、小型化されたモビリティーズの登場と普及が合流したことで、ますます成功するための移動時間術が広く支持を得ているのである。』
『本来、移動時間に何をするかは、個人の自由である。移動のどんな行動に意義を感じるかも、人によるだろう。ぼーっと窓の外の景色を眺めることも、目を閉じることも、読書をすることも、仕事をすることも、本質的に意義に優劣はない。』
生産性の向上と無駄の排除、かぁ。私はただ家だとテレビの音がうるさくて気が散るから通勤電車で本を読んでいるけど…。
でも思い返すと、前に本を忘れて手持ち無沙汰な時、何かしなくては!と焦燥に駆られたことがあったなぁと思った。
言われてみたら時間が無駄になる!って無意識に思っていたのかもしれないな。
『「移動時間は無駄だ」「移動時間には生産的な活動をしたい」と考える人の割合は、年収が高いほど強い傾向が示唆された。』
そういえば先日テレビで「耳の隙間時間」という特集をやっていた。料理中や歩いている時間を活用して耳から情報を得る、というものだったけど、へーそういうのがあるんだー、愚鈍な私には無理だなー、くらいにしか見てなかった。
自分で考える時間がなくなってこわくないのかな?とは思ったけれど。
あぁ、頭の良い人は同時に考えられるのか。
…なんか時間効率のことばっかりで窮屈な世の中になったな。
