つたゐ "遺骨と祈り" 2025年6月13日

つたゐ
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@tutai_k
2025年6月13日
遺骨と祈り
遺骨と祈り
安田菜津紀
感想うまくまだ書けないんだが、安田菜津紀『遺骨と祈り』すごい良かったよ。ちょうど一昨日「小名浜ピープルズ」(小松理虔)っていう本を読んでたら、原発事故考証館がある温泉宿のエッセイがあって、そこに娘さんのランドセルを展示していて、語り部のような活動をしている木村さんっていうかたの話があったの。『遺骨と祈り』は、その木村さんと、沖縄の戦没者の遺骨を捜索している具志堅さんの交流を中心に、ガザでの虐殺にもしっかり言及している本だった。 靖国神社の前で行われたシールを貼ってもらうアクションでは、様々な立ち位置の人が「遺骨の含まれた土を辺野古の埋め立てに使うべきではない」というシールを貼っていたこととかは、戦禍が近づいてきてるいま、「私たち」は本当に「戦争」をしたいのか、決まってしまったら/始まってしまったら「止められないのか」ということを問われていると思った。いろんな人に読んでほしいし、読んだよっていうことを語り合うことから始めたいなと思える本だった。
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