遺骨と祈り

19件の記録
- JUMPEI AMANO@Amanong22025年6月23日読み終わったカフェ読書自宅今日は有給休暇を取得していたので一気読み。 東ティモール、パレスチナ、福島、沖縄、水俣、等々。様々な土地を著者と共に行き来しながら、土地土地の過去と現在を往復しながら、加害と被害の構造、その複雑な絡まり合いを見つめていく。当然ながら写真も良い。良書。
- つたゐ@tutai_k2025年6月13日読み終わった感想うまくまだ書けないんだが、安田菜津紀『遺骨と祈り』すごい良かったよ。ちょうど一昨日「小名浜ピープルズ」(小松理虔)っていう本を読んでたら、原発事故考証館がある温泉宿のエッセイがあって、そこに娘さんのランドセルを展示していて、語り部のような活動をしている木村さんっていうかたの話があったの。『遺骨と祈り』は、その木村さんと、沖縄の戦没者の遺骨を捜索している具志堅さんの交流を中心に、ガザでの虐殺にもしっかり言及している本だった。 靖国神社の前で行われたシールを貼ってもらうアクションでは、様々な立ち位置の人が「遺骨の含まれた土を辺野古の埋め立てに使うべきではない」というシールを貼っていたこととかは、戦禍が近づいてきてるいま、「私たち」は本当に「戦争」をしたいのか、決まってしまったら/始まってしまったら「止められないのか」ということを問われていると思った。いろんな人に読んでほしいし、読んだよっていうことを語り合うことから始めたいなと思える本だった。
- kirakira30@kirakira302025年5月23日「社会は踏まれている側ばかりに何かを求める。『もっと我慢しろ』、あるいは『もっと声をあげろ』『もっと怒れ』と。時に『憎まない』ことの美徳まで求められ、非暴力を掲げれば称賛される。けれども本来必要なのは、『踏んでいる側』から変わることなのだ。」 (p019) 私も「踏んでいる側」であることを考える。
- hina@hina13f2025年5月18日読み終わったガザで、福島で、沖縄で、東ティモールで。 世界のいたるところで、今も蹂躙され続ける人々の記録。 「沖縄を「捨石」として多くの住民を奪った戦争と、その遺骨を基地建設に使うことをいとわない政治。津波被災者の捜索を拒んだ原発事故と、その遺骨の上に中間貯蔵施設を作ることの残酷さに無自覚な政府。」