

つたゐ
@tutai_k
- 2026年8月22日
雨の島呉明益読んでる読んだことないと思って取り寄せ頼んだら、数日後に出てきて、よくよく見返したら読んだことあったみたい。読み返してる。 最近とにかく小説を読みたい。本当は小説をいっぱい読みたい。でもなんか、資料読むのに追われてしまう… - 2026年8月22日
プロジェクト・ヘイル・メアリー 上アンディ・ウィアー,小野田和子読み終わった上下巻読んだ! ロッキーとグレースの関係は素敵で、性愛や恋愛の外のつながりが描かれることがとても良かった。実際に皮膚や空気を共有して接触するということが特別ではなく、そうでなくても信頼や強い結びつきは作ることができるという部分とか。 小説としてはすごく面白く読んで、下巻は一気に読み終えてしまった。 でも、地球人はエリディアンの存在を知るべきではないなと思った。 自分たちが実現不可能な物質を作ることのできる技術があり、けれど人間とは程遠い容貌の、文明でわずかに劣る存在に、人間が何をするかとか考えると暗い気持ちになる。 グレースの回想パートからは人間中心主義的な、それも経済や技術、軍事力が優位な国が人間中心主義的にプロジェクトを動かしていて、そこには、名前のある登場人物を「提供できた国」の人しかいない、それ以外の国の人や、生き物のいない「全世界の共同ミッション」に思えて、読むのがしんどかった。 全人類のためと言ってるけど、南極の氷を破壊していくことで延命する地球で、どれだけの島嶼が海に沈んだんだろうかとか、結局アストロファージ問題が解決した後には温暖化問題はもっと深刻に降りかかってくるだろうとか。 描かれなかった部分、描かれなかったが故に、宇宙船やサハラ砂漠のパネルを作るために資源を採掘したり、工場で作らされて搾取されただろう「名前のある登場人物」を提供できなかった国のことを考える。 - 2026年8月17日
虹の女神が涙したときセシリア・マンゲラ・ブレイナード,松田卓也読み終わった太平洋戦争時、日本軍が侵攻するフィリピン。祖父や従姉妹と別れ両親とともに疎開する少女の物語。 小説が持つ大きな力として他者の目に重ねて物事を見て、自分ではない語り手や、登場人物の声や考えをそのまま自分の中に入れるというものがあり、この本でその経験ができることが本当によかったなと思う。日本軍が侵攻してくる、それもものすごく残酷な暴力をともなってやってくるし、そのなかでいかに自分たちの尊厳を守りぬくか(そこには「叙事詩(物語/歴史)」が大きな勇気や、拠り所をくれる場面がある)。 「侵略者たちはウベックを本当に破壊できないし、そこに生きる人びとを傷つけることもできない、とわたしにはわかっていた。」(本文) 「日本とフィリピンはこの歴史を共有しており、私は日本人とフィリピン人の双方がこの戦争について、より深く知るべきだといつも感じています。「なぜあの戦争のことを気にしないといけないのか」と訊ねる人がいるかもしれません。その問いに対する答えは明快です。「歴史を記憶しない者はそれを繰り返すから」です。」(「日本語版刊行に寄せて」) この本が日本のたくさんの人に読まれて、太平洋戦争について、経験と記憶が続くことを願う。 - 2026年8月16日
その土地に雨音は踊る鈴木赳生読みたい - 2026年8月12日
虹の女神が涙したときセシリア・マンゲラ・ブレイナード,松田卓也読んでるフィリピンの住人の目線から、太平洋戦争の時に侵攻してきた日本軍、日本人が描かれてる。日本人の戦争の記録や物語とは全然違うし、恐怖の重量の凄まじさがすごい。 - 2026年8月11日
- 2026年8月10日
- 2026年8月6日
読み終わった買ったのへんな生きものと暮らす僕』森滝丈也 カンゼン 「へんな生きもの」が大好きなみんなが大好きな鳥羽水族館の飼育員「もりたき」さんの待ちに待った本! 森滝さんが鳥羽水族館に入社するまでのことや、鳥羽水族館に入社してから飼育員として「キー」になった生きものとの出会いとその生態についてが書かれていて、トバスイのブログで読んでたことがまとめて読めて、さらに森滝さんのいくつもの発見がトバスイを飛び出して日本全国、そして外国にも刺激を与えていたことがわかる。 「餌を食べない/動かない」ダイオウグソクムシの大流行っぷりとか、リアルタイムでTwitterにいたあの「楽しさ」とかもよみがえってきて、ほんとうによかった。 森滝さんの本とともに、私が深海の生き物をめぐって辿ってきた思い出みたいなのも一緒によみがえってきた。 水族館の飼育員さんって、生き物の世話はもちろんだけど、ふうに発見や研究もしてるんだ!毎日がワクワクなんだ!いうことも知れた。嬉しい読書だった〜! 気が早いけど、二冊目もお待ちしてます。 - 2026年4月15日
エネルギー正義宇佐美誠読みたい - 2026年4月4日
- 2026年3月29日
- 2026年3月7日
聖地Cs木村友祐読み終わった『聖地Cs』木村友祐 新潮社 #読書 原発事故で被曝した牛たちを「生かす」牧場にボランティアにいく女性の語りの表題作と、非正規雇用で働き、国粋主義に心酔し、自警団のようなものまでできてしまった日本で猫を通じて人と繋がり、貧困や資本主義について考える短編の二編を収録していた。 表題作は、実際に存在する牧場をモデルにしているお話。そこにボランティアへ行くのは、会社で「サヨク」と言われて働くことができなくなり、夫からもDVを受けている女性。原発事故で突然生活を奪われたのは人間だけでなく、畜産のために飼われていた生き物や、あるいは飼い猫や飼い犬、野良猫もそうだった。一体、命とはなんなのか、そしてそれを乱暴に決定する「政府」とは。読み応えがあった。 セットになっていた短編「猫の香箱を死守する党」、こっちもすごかった。今の日本を見ているみたい。どんな感じの「日本」が物語で描かれているか、長くなるけど引用すると 「三年前に政権に返り咲いた「日本一党」が衆参合わせて圧倒的議席数であることを盾にこれまでならタブーとされていたことを次々と改変した。武器輸出の全面的解禁そして国民投票を経ないで勝手に決めた集団的自衛権の行使容認。 さらには一月前に雇用創出の目玉として官民一体となって軍需産業を国の新たな基幹産業とするという防衛産業推進法案まで提出したものだから当然中国や韓国をはじめとする近隣諸国から猛烈な反発が起きていた。まるでビジネスのためなら殺人幇助も許されると言わんばかりの矢継早の規制解除に国内でも死んだとみなされたメディアのいくつかは控えめながらモラルの崩壊ぶりを訴えたし全国各地で内閣に退陣を求めるデモが行われていたけれどそれくらいなら政権にとっては痛くも痒くもない。というのも彼らは民意を平然と無視しても大丈夫なんだということを覚えたからだし潜在的大多数の国民はどんな法案でも企業が儲かって雇用が増えるならいいじゃないかくらいにしか思わなくてそういう人々が現政権の横暴を支えているのだ……」 こんな「日本」には、「自警団」のようなヘイトを撒き散らす集団も結成されている。いったいこの世界観に「猫の香箱」を絡めていくところがすごかった。 絶版になってるのもったいない、「今」読みたい本だよなー!と思う。2014年に出た本で、2026年の今……重なる部分もたくさんある物語なんじゃないかなと思う。 電子書籍や図書館なんかで、↑の引用とかにピンと来た人は読んでほしいな。 - 2026年3月1日
現代思想(2026 3(vol.54-4)中沢新一,奥野克巳,小松原織香,山口未花子,川原伸晃,渡邉悟史,藤井一至,鬼頭秀一読み終わった買った面白かったー! 特に奥野克己さんと渡邉悟史さんの討議がすごくよかった。 「野生」と「社会」の線引きや、家畜と野生動物についてとか、いろいろ自分の中で窮屈さを感じていた部分とかにも触れられていた。 読めて良かった。 - 2026年3月1日
呪術廻戦≡ 1岩崎優次,芥見下々読み終わった買ったコンビニに用事に行ったら売ってたので。 呪術廻戦の68年後の世界の物語らしい。 地球に宇宙人の難民がやってきて、対立すべき存在かそれとも共生すべき存在かということを宇宙人側が見定めようとしている。そこに乙骨憂太と禪院真希の孫が巻き込まれ…というようなあらすじ。 物語として骨組みがしっかりしているし、「強さ/弱さ」の呪縛と二項対立が主人公二人を回しているのが面白い。同時に難民や移民、傷や痛みを負いながら「ここ」に現れたものたちといかにして同じ場所にいることができるか?という現在進行形で私たちが直面している問題に真っ向から切り込んでいる。 他の筆者がジャンプという媒体で「宇宙人」という表象を通して表現してきた「文化の違う他者」への批評になって欲しい(なり得るのでは)と期待できる作品だった。2巻も読もうと思う。 - 2026年2月15日
原発一揆針谷勉読み終わった福島第一原発の事故により、飼育していた家畜の殺処分を命じられた農家。しかし、牛の世話をし続ける人がいた。 震災直後から牧場に通い牛の世話をし、東京に通って現状や反原発を訴える吉沢さんの記録。 牛や豚の可愛い写真もあるけれど、当然ショッキングな写真もたくさん収録されている。けれどこれは「人間の責任」でもある。受け止めづらいけれど、少しずつでいいからページを開きたいなと思う。 ゆっくり読めてよかった。 - 2026年2月5日
ホームページ仲西森奈読み終わった夢中で読んだ。 短歌、小説、随想、日記。「ホームページ」のタイトルどおり、目次は「ホームページ」らしいカテゴリ分けがされていて、どこからでも読みたいところから読むこともできたし、書物のように頭から読んでいくこともできた。 私は頭から読んだ。本のあちこちに散りばめられた長編小説を、更新されるのを追うように、散り散りに読んでいく。間に挟まる短歌、随想、詩。続きを読むのが待ちきれないし、「この筆者の書くものを全て追いたい」という、「あの頃」の渇望が蘇ってきて、すごく充実した読書だった。 - 2026年2月4日
そいつはほんとに敵なのか碇雪恵読み終わっためちゃ面白かった!自分とは支持政党が違う人に話を聞きにいく、その対談も載っていたのがよかった。 一つの属性や言葉から相手を見てしまうことってやっぱ違うよなと思うし、「そいつはほんとに敵なのか」というタイトルに何度でも帰ってくる。 相手はいろんな来歴や気持ちを抱いている人間なんだよな。それを一言で敵と切り捨ててしまいたくはないなと思った。 - 2026年2月1日
チュコトカ 始まりの旅後藤悠樹読み終わった星野道夫の「旅をする木」「森と氷河と鯨」、そして星野が旅で出会ったある家族の写真を手に、チュコト半島へと旅立ち、そこで過ごした日々を写真と日記で記録した本。 発売前からすごく読みたくて楽しみにしていた。 チュコトへ辿り着くまで、そしてその場所で暮らしたことが、さっぱりしているけれど丁寧に描かれていて、とてもよかった。 私もいつか星野道夫が訪れた場所を、彼の本を持って旅をしたいと思っている。 著者が星野の本を手に旅したように、著者は自分の本を手に誰かが旅に出ることを信じている。書物と旅への信頼が、灯火のように心に残る。 - 2026年1月20日
緑の牢獄 沖縄西表炭坑に眠る台湾の記憶片岡力,黄インイク,黒木夏兒読みたい - 2026年1月16日
読み込み中...

