
sato
@sato_sa
2025年6月13日

本なら売るほど 1
児島青
買った
読み終わった
古本屋って、本の最後の砦なのでは?と思った。
西荻に住んでいた十数年前、あちこちふらふら古本屋に行っていたのを思い出した。どのお店も静かで、奥に店主がいて、独特の本の紙の匂いがして、目についたタイトルを立ち読みして、買ったり買わなかったり。
時間を気にするでもなく(学生だったからだけど)あれは大変に贅沢な、良い時間だったな。
あの時買った猫の世話の本も、きっと絶版だ。どこにいったろう、なんというもったいないことを。
インターネットに繋がってると、なんでも手に入ると思えるけど、それは手に入るものだけがわかりやすく目の前に一番先に情報として表示されるからで。見たことない本知らない本知ることのできなくなった本は、古本屋からもこぼれ落ちたら私は存在もわからない。
