
鳥澤光
@hikari413
2025年6月14日

読むマンガ読んだマンガ2025
物語をとおして、言葉によって、本の此岸彼岸がどう通いあうのか楽しみにしながら読んでる。絵がキレーーイでマンガの道具についても知りたくなる。
《マンハッタン{本の中}のタック・バッド{おんなのこ}がーー(…)わたしに/いつか…気づいてくれんちゃうかとか…たぶんそんなこと思うとって…/本の中の自分に似た女の子にしか/話されへんと思うてたことが…ずっとあって…》P75〜76
こんな感覚は私もどこかに持っていて、だから『若草物語』から『ロジックツリー』まで大家族の生活の手触りのある物語がずっと好きだ。異質なものとして扱わず、人の位置を相対化するときの感情の動きの描写が自然であるとなお嬉しい。と、つい自分にひきつけて読みたくなる。
「コミックビーム」で第一話を読んで、すぐ作家のSNSアカウントを探して、単行本化を楽しみにしていたマンガ。上下巻のコンパクトさもよい。