
はな
@hana-hitsuji05
2025年6月14日

急に具合が悪くなる
宮野真生子,
磯野真穂
読み終わった
図書館で借りた
これまで本を読む時に作者が文章を綴っている時の体調を気に留めたことがなかった。
この往復書簡が命の揺らめきの中で書かれたと知らなかったら、私の目玉に表面張力でなんとか張り付いた涙は乾いたままだったんだろうか?
真の当事者は当事者然としていないのかもしれない。
たった1つではなく『様々な当事者にまたがっているからこそ当事者であることに安住出来ない不安定さを持っている』
後半2人が魂のやり取りをしていて、それは日本語で書かれてある意味のわかる文章なはずなのに、何度読んでも目が滑る箇所が幾つかあってなかなか読み進めることが出来なかった。今、思ったことや考えたこと、一刻も早く伝えたいという気持ちが聞こえてきそう。
そんな2人のやり取りは2人の言語になり、一朝一夕で私ごときが一読してなるほどねとなるはずもなく。
ゆるエッセイみたいな表紙にほんと騙された。
追記
甲本ヒロトが死んだことはその人が生きていたことに比べるとそれほどのことじゃない、みたいなことを言ってたのを思い出した。
失ったことにではなく、生きていたことの奇跡(軌跡?)に目を向けられるだろうか。







