
Takaki Yamamoto
@yama_taka
2025年6月15日

2024年の本部町営市場
橋本倫史
読み終わった
明治時代の終わり頃に発祥し、戦後の闇市を経て、現在の建物になってからも50年以上の歴史を持つ、沖縄の本部町営市場。その市場の建物が、耐震強度不足などを理由に取り壊されるという方針が突然発表された。さまざまな思いを持ちながらも困惑する、市場に店を持つ人々。そうした23人の人々の声をまとめ、急遽出版されたのがこの本だ。当事者の方々の切実な思いとともに、本部町営市場という場の持つ魅力そのものも、それぞれの方々の視点から伝わってくる。
自分も、いつかまた沖縄に行く機会があれば、この町営市場を訪ねてみたい、と素直に思った。それまで、市場自体が少しでも良い形で存続してくれているといいのだが。
