
珠州代
@suzus1ro_
2025年1月22日

読み終わった
感想
@ 自宅
『口は災いの元」
この言葉が齎す恐ろしさをまじまじと感じられた。
最後のアンケートが本書の醍醐味であり、その後の結末や何故各人物はインタビューや独白のような言い回しをしているのか?などの答え合わせにもなっている。5人の結末は予想だにしなかった展開で少しゾッとした。自分は冬場に読んだためそこまでではなかったが、夏場にセミの鳴き声を聞きながら読んだら読後感最悪だっただろうな〜(褒めてる)と思った。なので再読の際は必ず夏に読みたい。
作中にお焼香の作法が分からず前の人の真似を何人も人伝いに行った結果変なやり方になっていたものを疑問に思った登場人物が問うエピソードが語られるが、これは呪いの木が呪われた木となってしまった由縁の例えとして秀逸で分かる!と何度も頷いてしまった。
