
本屋lighthouse
@books-lighthouse
2025年6月16日

まだ読んでる
ラヴレイスの言う「歓待」という概念をどのように敷衍できるかを考えている。カリブ海諸国に西洋諸国によって連れてこられたアフリカ系奴隷と、同じく西洋によって連れてこられたインド系の労働者(実質的には奴隷だ)は、西洋の政治機構=植民地支配によって憎みあわされてしまった。本来の敵は植民地支配をした西洋の政治機構だ。しかし西洋は「アフリカとインドは本質的に敵どうしだ」と規定することで、政治によって意図的に作られた対立を隠蔽する。
そこで「歓待」が必要になる。そしてこの意図的に作られた対立構造は、たとえば「在日外国人と各種貧困に苦しむ日本人」という構図とも類似するものがあるかもしれない。この二者は本来、敵どうしではない。政治によって作られた対立構造である。ならば、どのように「歓待」を生じさせることができるのか。






