
K
@weitangshaobing
2025年6月16日

大都会の愛し方
オ・ヨンア,
パク・サンヨン
読み終わった
【好きなところ引用】
当時の俺たちは、互いを通じて人生のさまざまな裏側を学んだ。例えば、ジェヒは俺を通じてゲイとして生きるのは時にマジでクソだってことを学び、俺はジェヒを通じて女として生きるのも同じくらい楽じゃないってことを知った。そして俺たちの会話はいつだって一つの哲学的な質問で終わった。 ──うちら、なんでこんなふうに生まれたんだろうな。 ──わかんない、あたしだって(p.32)
俺はジェヒをぎゅっと抱きしめた。俺の悪魔、俺の救世主、俺のジェヒ。(p.32)
小説の中で社会的に多少敏感なテーマを正面から扱ううえで、僕自身もこうしたあらゆる問題から自由ではいられないこと、自分も完全無欠ではないということを忘れずにいようと努力した。それはいくらか勇気のいることだったと言い切れる。(p.225)
