
はる
@tsukiyo_0429
2025年6月12日

「谷川俊太郎詩集」5月
若松英輔
読み終わった
番組視聴後に読了。
以前読んだ詩集を思い出しながら読んだ。
詩の全てを理解する必要はない。
自分自身でじっくり味わって、「気になるところ、つながりを感じるところを扉にしながら、その奥の世界に入っていけばよいのです」(P25)という言葉がたいへん励みになった。
紹介されている作品を読みながら、自分の中での広がりを楽しむことができた。
以前詩集で読んだ作品でも、音読という形で聴くと印象が変わるものがあった。
こういうところも、詩の魅力の一つだと思う。
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本当に大切なものとの関係を真に深めたいのであれば、私たちはいつも「戻る」準備をしておかなくてはならない。大切なものは前方にあるとは限らず、私たちがすぐには気が付かないような姿で過去に存在しているかもしれないからです。
(P15)
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詩とは言葉の芸術だと述べましたが、同時に沈黙の芸術でもあります。書かれている言葉よりも、余白のほうがずっと大きい。そして、その余白に私たちは、意味もちからも感じているのだと思います。
(P40)
