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@tsukiyo_0429
【読書】小説・短歌・歴史【言語】日本語教育/英会話学び直し/2021年4月から趣味でドイツ語を勉強中🇩🇪/独検3級💮【💡】読書はゆっくりペース/江戸・プロイセン・ドイツに興味があります/hanatama様フリーアイコン
  • 2025年5月20日
    なぜ人は自分を責めてしまうのか (ちくま新書 1845)
    「すべて自分が悪い」という思考は、虐待的環境で生きるために自分の存在を否定し、合理性を獲得することだ、という言葉に衝撃を受けた。 それと同時に納得した。 何か理不尽なことが起きたとき、自分を徹底して否定してしまえば、説明できるようになる。 世の中は合理的なんだ、間違っていない、なぜなら自分が悪いから、と。 こう思わなければ生きていけない状況になってしまうのは、家庭環境によるものが大きいということも分かった。 本書は、 第1章 母はまだ重い 第2章 共依存を読みとく 第3章 母への罪悪感と自責感 第4章 逆算の育児 第5章 なぜ人は自分を責めてしまうのか の全5章で構成されている。 カウンセリングセミナーの講座の内容を文字にしたもので、話し言葉寄りの文章で書かれている。 もくじを見て気になる箇所がある方は、ぜひ読んでみてほしい。
  • 2025年4月25日
    生の短さについて 他二篇
    SNSで見かけて気になったので読んでみた。 本書には『生の短さについて』『心の平静について』『幸福な生について』の三篇が収録されている。 このような哲学書を読むのは初めてだったが、思ったよりも読みやすくて驚いた。 時間はかかったものの、最後まで読みきることができた。 全てを理解できたとは言えないが、ストイックな自己啓発書のような読み心地で、サッパリした文章を読むのが楽しかった。 しかし著者と自分の間に時間が空いているため、現代の自己啓発書のようなプレッシャーは感じなかった。 いい意味で、好きなところを選んでいくことができる。 言い回しがかっこよく、痺れた箇所がいくつもあった。 訳者による『解説』は内容を理解する助けとなったので、ぜひ読んでほしい。 三篇とも献呈相手への呼びかけで始まり、会話をしているかのような文章で進んでいく。 その形式で読んでいくと、だんだんセネカと自分との会話になっていき、最終的には自分と自分との会話のような感覚になっていった。 こうした形式だったからこそ、初心者の私でも読み進められたのかもしれない。 タイムマシンで現代に飛んできたことがあるのでは?と思うくらい、現代の私たちと共通する部分があり、「今と何も変わらないなぁ」と感じることが多々あった。 人間が抱える普遍的な悩みや葛藤について考える良い機会になった。 そして、「今の自分の苦しみは、自分が特別劣っているせいではなく、人間ならば誰でも抱くものなのだ」と思えた。 同じようなことを抱えていた人が過去にもいたのだという事実は、時に私たちを励ましてくれる。
  • 2025年4月18日
    生の短さについて 他二篇
  • 2025年4月18日
  • 2025年4月4日
    100分間で楽しむ名作小説 夜市
    分かりやすい文章で、するすると読んでいくうちに夜市の世界へと引きずり込まれていった。 苦い読後感を味わった。 どうするのが正解だったのかは分からない。 いずみや老紳士の中から、裕司は少しずつ消えていってしまうのだろう。 でももし本当に夜市があったら、そのときには……と、小さな祈りを込めたくなるようなラストだった。
  • 2025年3月11日
    生の短さについて 他二篇
  • 2025年3月11日
  • 2025年3月11日
  • 2025年3月11日
  • 2025年3月8日
  • 2025年2月14日
    NHK出版 学びのきほん 傷つきのこころ学
    現代の私たちは傷つきやすい時代にいて、様々な「傷つき」とともに生きていかなければならないのだと、改めて思い知らされた。 しかしその上で、「傷つき」にはどのようなものがあるのか、どう生きるのがベターなのか、そして「傷つき」を癒すためには何ができるのかということを、この本は教えてくれる。 ひとつひとつ整理していくことで、心の中が落ち着くような感覚があった。 優しく穏やかに寄り添ってくれるような文章は、読んでいて心地良かった。 「傷つき」という言葉が気になった人は、ぜひ読んでみてほしい。
  • 2025年1月23日
    傷を愛せるか 増補新版
    精神科の医師として臨床を行いつつ、トラウマやジェンダーの研究を続けている方のエッセイ。 旅先や渡米生活、実家での出来事を綴りながら、様々な「傷」について触れていく。 格好つけず正直に、穏やかに記されていて、読んでいて心地よかった。 心に傷を負ったことがある人は、きっとこの本のどこかに、心に残る言葉が見つかると思う。 九州で一人旅をしているときに読んだ本。 知らない場所で電車に揺られながらエッセイを読む時間は、とても充実していた。 日常から切り離されて、思考に潜っていく感覚があった。
  • 2025年1月21日
    ギリシャ語の時間
    ギリシャ語の時間
    静かに、繊細に紡がれていく言葉が印象的だった。 主人公が捉えている景色や感覚、思考が、詩のようだった。 話せなくなった女性は、これから先、話せるようになるかは分からない。 ギリシャ語講師の男性は、今後も少しずつ視力を失っていくだろう。 問題は解決されないまま残っている。 しかし、二人の人生は光に満ちていくのではないかと思える。 彼らが身体を触れ合わせている時間は、慈しみ合っているように見えた。
  • 2025年1月12日
    カフカ断片集
    カフカ断片集
    どうしようもない不安、自己肯定感の欠如、悪夢のような断片。 そういうものがカフカの文章には漂っている。 あまりにも自分を卑下しすぎていて、「そんなに言わなくても……!」と逆におかしさを感じてしまうことすらあった。 しかし、起きている出来事も人物も自分とは違うのに、「これは私のことだ」と思ってしまうことも多かった。 カフカのこういう部分に惹かれるのだと思う。 この断片集を読んで、もっとカフカの作品を読んでみたくなった。
  • 2025年1月7日
    はだか
    はだか
    好きな詩が自選集に載っていなかったため購入。 全ての詩が平仮名で、子どもの視点で書かれている。 全部良かった……。 全作品好きだった。 詩集を読んで全ての作品を「好き」と言えるなんて、すごいことだと思う。 丁寧にまっすぐに綴られている詩一つ一つが、私の中の子ども心を刺激してきて、泣きたくなることが度々あった。 忘れてしまっていた感覚、忘れずに持っている感覚。 そのどちらも、詩に共鳴しているようだった。
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