
ちょこれーと*
@5_ogd
2025年6月17日

嫉妬論
山本圭
読んでる
■快楽と苦痛の混合-プラトン
『妬みは確かに魂の苦痛ではあるものの、他方で、隣人が害悪を被れば、妬みは快楽をもたらすこともある。』
■嫉妬者の戦略分析-イソクラテス
『大衆が見せる「平等主義的な嫉妬(egalitarian envy)」は、優れたものを破滅させようとする悪しきものでしかない。』
無知で本当にお恥ずかしながら、この本でイソクラテスという哲学者を初めて知った。
『プラトン的な教養が厳密な学知を基礎づける「数学的教養」であったのに対し、イソクラテスのそれはいわば「文学的・修辞的教養」であった。』
「言葉を練磨し育成することこそ人間が最も人間らしくなる方途である、イソクラテスがアテナイ人に勧めるのは、このような、言論を人間形成の中核とする教養理念」
-廣川洋一『イソクラテスの修辞学校』より-
言葉を磨くことで人間らしさも磨かれていくということ…!?文学的教養…すごく気になる。
哲学系の書物、言葉が難しくて挫折しがちだけど…。出典の本、チェックしてみようかな。


