
きき
@hoo_shyahng
2025年6月17日

国宝 上 青春篇
吉田修一
映画の熱が冷めないので原作もよむ。
歌舞伎に明るくないどころか真っ暗なので、(写楽が描くような人達がよぉ〜っ!と言う、ぐらいの認識)映画が先で良かったとおもう。そうでなければ、歌舞伎の“美しさ”がわからないままで、単なる人間劇としか読めなかったはず。
小説ではより喜久雄の歌舞伎に対する真っ直ぐなきもちを感じたが故に正当に扱われないことが辛かった。映画は歌舞伎にしか居場所がないからこそ、逃げ出せもしない息苦しさを感じていたので、苦しいのは変わりないがまた抱く感情が違かった。どちらにしてもしんどいです。
興味をもった演目もあったからみてみたい。そして何より実際に歌舞伎座に足を運びたい。映画ももう一度は観にいきたい。この勢いで後半もよむ。
