
C
@cres
2025年6月18日

ゆびさきに魔法
三浦しをん
読み終わった
6/18読了
三浦しをんはちょっと前に「エレジーは流れない」を読んでいて、その時も感じたけど、良い感じに肩の力を抜ける。
話だけじゃなくて、言葉の選び方も肩の力が抜けてよかった。米粒にピカチュウを描くとか、トゥルントゥルンの角煮とか。
ネイリストが主人公で、仕事仲間やご近所さん、お客さんとのいろいろが描かれる話。悲しいこと・つらいことがないわけではないけど、それは話の本質ではなくて、身近にあるひとつひとつの小さな幸せを拾い上げれていくような話。この話に描かれているネイルアートのきらめきそのものだと思う。
ストレスの多い現代社会において、こういうの、大事だよなあと思うものが詰まっていました。
