
Anna福
@reads--250309
2025年6月18日

いつかたこぶねになる日
小津夜景
かつて読んだ
再読中
だいすき
これはこれは、とっても素敵な本に出会いました。俳人・小津夜景さんによる漢詩エッセイ。著者の深い知識と哲学的な感性、そして思考を自在に言葉・文章としてこの世界に現せるって羨ましい。
漢詩は故事や歴史がレイヤーとなり深くて難しいイメージでしたが、素晴らしい訳。
感動したのは食物の詩。
特に新井白石の"蕎麦サイコー!”の「蕎麦」は、太極拳で饅頭作ってた映画のシーンを想起させ、正に武術達人並みの蕎麦作りと蕎麦愛…。
または菅原道真の切ない太宰府での重陽の日の宴。何度も読み返したい。

