かえで 年200冊読む元理系 "spring" 2025年3月19日

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恩田陸
バレエの天才『春』。 彼はただひたすらに美しい子どもだった。 孤高の存在に思える春を、多くの人は『彼』と呼び、親しい仲間だけが愛称で呼ぶ。 バレエをするためだけに生まれ、バレエを愛し続けた彼を、4人の視点から描いた物語。 私は『天才』という言葉を安易に使わないように気をつけてます。 相手の見えない努力を軽んじているようで。。 ただ春は、天才になるべくしてなった存在だったんだなと。フィクションは、本来見えない人の背景を文章にしてくれてるから、人を評価するような言葉を選んでも自己嫌悪を感じなくて済むんですよね。 他人に評価されたいし、他人を評価したがる私たちって不思議な存在なんだよな〜。
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