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かえで 年200冊読む元理系
かえで 年200冊読む元理系
@caede_book
\📚学歴じゃなく"学習歴"の時代📚/ 📖@turning_page.bookclub 【副オーナー】 📖@book_club.maemuki 【運営】 ↗︎アウトプットの習慣は人生を変える📣 ↗ビジネス書の要点だけ知りたい⏳ ↗スマホ時間を『学び』の時間に✏️
  • 2025年6月20日
    偶然屋 (小学館文庫)
    お迎えしてから1年経ってようやく手に取った一冊。なかなか興味をそそられなかったんですが、読み始めたらおもしろすぎて。。 移動時間はずっと読んでいました! 弁護士試験に挫折した女性は、電信柱の低い位置にある求人広告を見つけ、面接を受け、『アクシデントディレクター』という聞いたこともない仕事をスタートすることになった。 それは、ほとんど伝説的になっている『偶然屋』という仕事で、、、。 日々の生活で起こる『偶然』は誰かに仕組まれたものなのかもしれない。でも、本人にとっては疑うなんて想像できない『偶然』でしかない。 仕組まれた偶然、仕組まれた運命がキーワードとなる長編ミステリー。 『偶然屋2』という続編もあるみたいなので、さっそく書店に探しに行かねば、、!
  • 2025年5月23日
    キッチン常夜灯
    ファミレスの店長として仕事に忙殺される南雲みもざは、体力とメンタルをすり減らす日々を送っていた。 そんなある日、家の近くの路地裏で夜から朝にかけてひっそりと営業している『キッチン常夜灯』を知る。 そこは、店長という鎧を纏った日中を過ごす彼女にとって憩いの場所となる。 『キッチン常夜灯』を切り盛りする二人の人柄と、そこに集まる常連客の心が温まり、ときに切なく、ときに感動的なお話を聞くうち、そこに通う彼女と同様、読者である私も『明日も頑張ろう!』と前向きな気持ちになれた。 作中に登場する数々の料理も本当に美味しそうで、、、 本書は男女問わずオススメできるんですが、 しいて言うなら、責任のある役職についたばかりの女性に、ぜひ読んでほしい作品です。 業界によっては男性優位に感じるところも多い中、企業方針で『女性が活躍できるように』と掲げた社内施策を打ち出す企業も増えてきたと思う。 でも、全女性が『会社で活躍できるポストにつきたい』と思っているわけではない。 そんなモヤモヤを抱えている・抱えたことがある方には響く読書体験になると思います。 "人って、大切なものを失くしながら生きていくのよね。でも、不思議とまた別の大切なものが現れる。守りたいものは絶対になくならないから本当に不思議だわ。"
  • 2025年4月17日
    店長がバカすぎて
    今年の本屋大賞2位の『アルプス席の母』の作者 早見 和真さんの大ヒット作。 ずっと気になっていてやっと手に取れました! 『非』敏腕の店長がいる書店で、働く28歳契約社員の女性が主人公の物語。 きっと書店員さんのリアルが混ざってるんだろうな〜と思いつつ、各章の終盤では笑いを堪えつつ。 笑いメインのコメディ作品かと思いきや、多くの人が抱える悩みを一身に背負った主人公の葛藤が魅力的なこの作品。 終盤では、読み進めてきた中に数々の伏線があったことに気づいて、ミステリーを読んだような感覚も。。
  • 2025年3月24日
    アルプス席の母
    高校野球を母親の視点から描いた珍しい作品。高校球児たちのキツすぎる練習風景やチームメイトとのレギュラー争い、因縁のライバルとの真剣勝負。 それらの描写はそこそこに、強豪校の母親としての役割と尽きることのない不満、子どもへの愛情、父母会コミュニティで空気を読んだ行動をとらないといけない煩わしさ。 ここに焦点を当てたスポーツ小説ってなかなかないと思う。 私も6年間野球をしていましたが、子どもの頃には絶対に想像できない不満ってものが、うちの母親にはあったのかもと想像してしまいました。 何かに全力で打ち込むとき、自分のことを一番に考えてくれる人がいること。 理不尽なことにも耐えて頑張るとき、『この子(この人)のためなら』と思える人がいること。 自分のことを大切に思ってくれる人がいるのは幸せなことですが、大切な人のために自分が行動するほうが幸せの絶対値は大きいんですよね〜。 心に染みる小説体験をしたいなら間違いなしの作品です!
  • 2025年3月22日
    カフネ
    カフネ
    最愛の弟を亡くし、夫とも離婚。薫子は、アルコールに溺れ、広く汚くなった部屋でメンタルズタボロな生活を送っていた。そんな折、弟が残した遺言書をきっかけに、一度だけ会ったことのある、弟の元恋人 小野寺せつなと再会する。感情が見えない彼女の、不器用な優しさに触れ、少しずつ人間的な生活を取り戻していく。薫子はせつなに誘われ、家事代行サービスのボランティアを手伝うことに。 本作を読んで考えたことは2つ。 ① 『素敵な愛』と『煩わしい愛』の違いは、【相手の気持ちを想像してない、押し付けた感情になってないか】に自分で気づけているかということ。 ② 本当に、本当に、、人を行動や外見など、『見える部分だけ』で判断しちゃいけないなと。相手のことをよく知らずに、嫌いになったり、失礼なことを感情的に言ったり、ってよくある。相手のことを100%理解することは不可能。でも、『見えていない部分がある』ということを理解しておくだけで、人との接し方は全然変わる。
  • 2025年3月19日
    spring
    spring
    バレエの天才『春』。 彼はただひたすらに美しい子どもだった。 孤高の存在に思える春を、多くの人は『彼』と呼び、親しい仲間だけが愛称で呼ぶ。 バレエをするためだけに生まれ、バレエを愛し続けた彼を、4人の視点から描いた物語。 私は『天才』という言葉を安易に使わないように気をつけてます。 相手の見えない努力を軽んじているようで。。 ただ春は、天才になるべくしてなった存在だったんだなと。フィクションは、本来見えない人の背景を文章にしてくれてるから、人を評価するような言葉を選んでも自己嫌悪を感じなくて済むんですよね。 他人に評価されたいし、他人を評価したがる私たちって不思議な存在なんだよな〜。
  • 2025年2月23日
    人魚が逃げた
    人魚が逃げた
    とある週末、SNS上で『#人魚が逃げた』という言葉がトレンド入りした。 銀座の街で『王子』と名乗る青年が、『僕の人魚が逃げたんだ。この場所に。』と受け応えたことが、お昼の情報番組で放送されたのだ。 そんな『人魚騒動』と時を同じくして、5人の男女は悩みを抱え葛藤していた。人魚姫と王子の噂を耳にしながらも、5人は今後どう生きていけばいいのか、何を選択していけばいいのかを考える。 人が抱える、大切な人との時間の過ごし方。 人間関係に揺さぶられ、誰もが一度は味わったことのある感情。 『あー!わかる!!』の共感体験を何度も味わえた作品でした! 5つの短編集ですが、1章と5章がさいっこう! ↓少しネタバレあり。 『ただ好きだと思うだけなら楽しいのに、相手に何かを求めたり求められたがったりする感情はどうしてこんなに醜くて苦しいのだろう』 ↑このフレーズ。これが一番の『あー!わかる!!』ポイントでした!
  • 2025年2月16日
    小説
    小説
    前半と後半で別の物語を読んでいるような不思議な感覚に陥った作品でした。幼少期から小説の沼にハマった内海は、小説の話ができる唯一の友人 外崎と、謎に満ちた作家の住む、本だらけの屋敷に入り浸る生活を送ることになる。 『小説を読む意味ってなんなのか』 『小説って読むだけじゃダメなのか』 私は、ビジネス書や自己啓発書から学びを探し、小説を読んだら感想を綴る生活を送っています。 小説を読む意味に関して言えば、『娯楽』と『感受性を鍛えること』なのかなぁと改めて考えました。 本書は小説をたくさん読んでいる人に刺さると思います。ただ、ほんっとうに、たっっくさん読んでいる『狂人』にブッ刺さる一冊なんだと思いました。 (ちなみに私は今まで150冊くらい?の小説を読んできましたが、狂人にはまだまだ遠そうです。笑)
  • 2025年2月14日
    生殖記
    生殖記
    作家 朝井リョウに人間の心情変化を綴るのが上手なイメージを、『正欲』『スター』を読んで感じていました。本作はそれら2作品ほどの深みを実感することはできませんでした。葛藤を描くシーンが少なかったからかな。 いや、ていうか語り手よ。笑 でも、不思議と途中から違和感なく読み進めることができている自分にもびっくり。笑 本作のテーマは『多様性、なのかな?』って感じでした。 周りと少し違う自分を自覚できてしまったとき、どのポイントに腹落ちさせるのか。 『しっくり』させておくのか。 私にはない感覚だからなのか、主人公?が結論として行き着いた先に、『私も!』と共感する人はほとんどいないんじゃないかと思いました。
  • 2025年2月10日
    禁忌の子
    禁忌の子
    救急医・武田のもとに、溺死体と思われる患者が運び込まれてきた。救急隊は、武田の顔を見て動揺を隠せず、経験を積ませるために患者の対応を任せた新人女医は、患者を見るなり悲鳴をあげた。そう、患者は武田と瓜二つの顔をしていたのだ。いったい俺たちは誰なのか。なぜこの男は亡くなったのか。同じ病院で働く城崎とともに、自身のルーツを辿っていくと、向き合いたくない可能性が次々と示されてきて。。 2024年の本屋大賞第3位である『存在のすべてを』を彷彿とさせる、読み応え抜群の作品でした!
  • 2025年2月2日
    世界でいちばん透きとおった物語2
    一作目の衝撃を忘れられずに本屋へ。そこで本作のパラパラとめくると、『あれ?』となりました。(←分かる人には分かるちょっとのネタバレ)それでも、やっぱり気になって購入。 本作の主人公は一作目の中心のカレ。本作はミステリに分類されるのかな?やっぱり小説の中で小説の謎を追うのかと。 小説をあまり読まない私だからなのか、最後までトリックを暴けずでしたが、それでも大満足!あー、ネタバレしたい。笑
  • 2025年1月24日
    謎の香りはパン屋から
    漫画家を目指す大学一回生の小春は、地域に根付くパン屋で働いている。一つ一つのパンをきっかけに描かれる5つの短編集。小春は持ち前の観察眼と注意力で、気になった謎を解き明かしていく。そして、パンを見るたびに んー、物足りなかったな。。
  • 2025年1月4日
    まず良識をみじん切りにします
    意味がわからない。全然共感できない。そんな中にも、少しだけ意味がわかるし、決して認めたくはないけどそう思ってしまう、感じてしまう、実行したくなってしまう。そんなときもある。 抽象的な表現しかできないけど、そんなことを考え続けた作品。 『良し悪し』なんてものは自分で決めていいもの。フワフワとした『誰か』からの評価なんて気にしていたらキリがないし、永遠に決断することはできない。 自分にとって大切な人の気持ちだけを考えて、その人のために考え続けた最高の結果だと、自分が思えるなら誰になんと言われても気にしなくていいのかもしれない。
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