せりなずな "一次元の挿し木" 2025年6月17日

一次元の挿し木
一次元の挿し木
松下龍之介
普段決まった作家さんの作品ばかり読んでいるので、たまたまバズで目に入った今作を手に取ってみた。 初めの方で視点変更にまごつく。慣れてくるとなんとかついていけたがきちんと把握する前にフェードアウトした人物の視点部分はあんまり頭に入ってこなかった。 たまにいわゆるラノベを読むと思うんだけど、今作も同じく、容姿が整っている設定にすると読者が勝手に似通った美形を脳内補完してくれるから便利なのかな? 映像化されたら映える作品かなと思う。 ラスト付近のミスリードが意外だったのが印象的で、さらっと読めた。 把握や伏線拾いにもう一周とまでは思わない。
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