久保みのり "脳のお休み" 2025年6月19日

脳のお休み
脳のお休み
蟹の親子
私は明らかに足りていない。けれど足りていないから産んではいけないというか、いつか子が「2」や「1」になり、「0」になったとき、そうなったのは親が「4」だったからだと子が思えば、親を憎むしかなくなる。産んだ子に殺されるかもしれない。その前に殺してしまうかもしれない。(p.200) もう、もうやめてくれ。と思うけれど読んでしまう、泣いてしまう。 この人は賢い。賢くて自分を責める人は、きっと辛い。弱い自分を認めてよ!と言えたらどんなに楽なんだろう。 出生率が下がるのは当たり前だよ。弱い自分、どうしようもない自分を認めてもらえない環境で、誰が産むか。産んだら産んだで「あなたが決めたことでしょう」と母の責任にする偏り。 頼むから、弱くてもいいよと言ってほしい。誰に?私は、家族にも社会にもそう言われたい。
読書のSNS&記録アプリ
hero-image
詳しく見る
©fuzkue 2025, All rights reserved