かえで 年200冊読む元理系 "カフネ" 2025年3月22日

カフネ
カフネ
阿部暁子
最愛の弟を亡くし、夫とも離婚。薫子は、アルコールに溺れ、広く汚くなった部屋でメンタルズタボロな生活を送っていた。そんな折、弟が残した遺言書をきっかけに、一度だけ会ったことのある、弟の元恋人 小野寺せつなと再会する。感情が見えない彼女の、不器用な優しさに触れ、少しずつ人間的な生活を取り戻していく。薫子はせつなに誘われ、家事代行サービスのボランティアを手伝うことに。 本作を読んで考えたことは2つ。 ① 『素敵な愛』と『煩わしい愛』の違いは、【相手の気持ちを想像してない、押し付けた感情になってないか】に自分で気づけているかということ。 ② 本当に、本当に、、人を行動や外見など、『見える部分だけ』で判断しちゃいけないなと。相手のことをよく知らずに、嫌いになったり、失礼なことを感情的に言ったり、ってよくある。相手のことを100%理解することは不可能。でも、『見えていない部分がある』ということを理解しておくだけで、人との接し方は全然変わる。
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