
菜穂
@mblaq_0825
2025年6月17日

新編 銀河鉄道の夜
宮沢賢治
読んでる
本のある暮らし
積読家
読書会すみれ
輪読会
輪読会にて
第9回 「八、鳥を捕る人」「九、ジョバンニの切符」P216~P230
ジョバンニとカムパネルラが座っていた傍へ声をかけて座ったのは鳥をつかまえる商売をしているおじさん。
ジョバンニはカムパネルラとの2人きりのところをおじさんに邪魔されて少し寂しいご様子。
このおじさん、途中で鳥を捕まえにいくのですが、捕まえている様子がなんだか幻想的で、本来なら残酷に感じそうなのだけれど残酷さは全くありません。
そして食べてみるとなんだかお菓子のように思える鳥というのもまた不思議。
おじさんは瞬間移動するし、始終不思議な雰囲気の章でした。
そして最後の章へ突入。
相変わらず不思議な世界。
お次は青年と子供2人が登場しますが、会話を聞いていると深い哀しみを抱いているご様子。
「死」というものがチラつき胸がザワザワしました。
相変わらずの宮沢賢治の独特な表現が好き。
ぽくぽく食べたり、くつくつ笑ったり。
可愛らしい表現に触れる度に胸がほこっとします。


