シクロ "スノードームの捨てかた" 2025年6月10日

シクロ
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@sicrobei
2025年6月10日
スノードームの捨てかた
書き殴り感想。 捨て方、腐るあるいは腐らないもの、普通であることこ後ろめたさとそこから外れた時の人との分かち合えなさの話かと思った。指輪を捨てる、休職の不自由な自由さなど、自分に身に覚えのある話があったけど、これは他の人もそうなのだろうか。 登場人物が細かく描かれるけど、その一つ一つの描写から、その人の人となりを汲み取ることが出来ず悔しい。俺が女性のファッションとかをものすごくざっくりとした実体のないイメージでしか分かっていないからだと思う。女性同士の会話の、まさにその砕け感や笑い声も自分にはイメージが出来ず悔しい。れいんさんのファン女性多いなぁと思っていたけど、理由はそこか?と思ったり。 物語にすること、巻き込まれること。俺も物語にしたくない気持ちがある。でも、どうしようもなく物語に巻き込まれたくある。それをなるべく客観的な語りで、忘れないように残したい。くどうさんは人生が物語のようで、うたうおばけとかもう小説だと思って読んでいた。うたうおばけ、登場人物未満、スノードームの捨て方の順に物語っぽくなくなるようにも感じて不思議だ。雪だけのスノードームは物語だろうか。 関係性を求めているのか、物語を求めているのかどちらなのだろうと思う。 低反発の(ゆん)、外でのシナモンの香りの感覚。 客観視してるから、人にかける言葉が自分にかける言葉になる? お手本のような優しさ。続くのか。ホントにいるのか。「冬が悪い」というような頭を働かせる優しさは存在する。けど疲れてしまわないだろうか。 多動と反動。
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