
帆
@_honnomemo
2025年6月19日

アシェンデン
モーム,
中島賢二,
岡田久雄
読んでる
読み終わった
📖
p377
「人間は、揺籠から墓場までのほんのわずかばかりの時間を、愚行の中で浪費しているだけなのだ。なんと卑小な存在だろう!雲一つない空で、無数の星がきらきらと輝いていた。」
人間は愚行で人生を消費する卑小な存在だと表現した部分が、「雲一つない空で」からはじまる一文により、悲観や絶望感ではなく、もっと広義で、明るい雰囲気を纏っている。
人間とはそもそも完璧ではなく、愚かなものなのだ、というような寛容さ。私はそんなふうに受け取った、すきだなぁとおもった