
無限の上機嫌!
@joukigen
2025年6月13日

読み終わった
「人はみな妄想する」というタイトルは、ふつう精神分析においては、健常者を未発症の神経症者と考えるのに対して、70年代のラカンは、むしろ健常者は未発症の精神病者でもあると考えたので、つまりは、人はみな精神病者=人はみな妄想する、ということだと、読みはじめるとすぐにわかるのだが、「かつてなく明晰」と千葉雅也が推薦文を書いていても、読むのには苦労する。散漫に読んでいると、すぐ単語をわすれるので、いきつもどりつしながら読んでいたら、いつのまにか50時間ぐらい読んでいて、しかし、そうやって苦労して読んでも、どうせ忘れてしまうのだが、ともかく、おもしろかった。