
いま
@mayonakayom22
2025年6月19日

一度きりの大泉の話
萩尾望都
読み終わった
最近好きなpodcast「のらじお」のお二人が大泉を熱く語っている回を聴いてジルベール、大泉の順で読んだ。同じ事柄を振り返ってもこんなにも違うものなのかと、そのことにただ驚く。
人間関係で空気を読めない、距離感をうまく取れないと繰り返す萩尾先生。
「たぶん、手紙を読んでから、ずっと悲しかった気がします。脳の中で何かが死んでいる。私は死体と暮らしている。誰の死体?それは人格ではない。たぶん、大泉の死体です。時間と記憶の死体です。
こんなものと暮らしたくはないけど、仕方がありません。」
読むと辛い、が萩尾作品を読んだことのある方はぜひ読んでみてほしいと思う本。
