スコスコのスコップ "タイタンの妖女" 2025年6月21日

タイタンの妖女
タイタンの妖女
カート・ヴォネガット,
浅倉久志
シュールでユーモアと不穏さもあって最初からめちゃおもしろいという、相性がいい本に出会えた 後半になるにつれて侘び寂びというか、心が静かになる感じですごく好きな雰囲気 運命に翻弄されながら、登場人物それぞれが歯車として何かの役目を果たしていく 自分の意志ではどうにもならない、もっと大きな何かに動かされていく その描かれ方が痛快でおもしろい 主人公であるコンスタントは地球上で最も運のいい男で、その翻弄されっぷりは一見可哀想に思えるけど コンスタントの運命の手引きをしていたラムフォードは、コンスタントとの対比として最も不幸な男として描かれているように見えた 読み終わってから数日、仕事中にYouTube聴いてて偶然出会った曲があって この本にぴったりで驚いた 光のゆくえ 優河 with 魔法バンド https://youtu.be/5oVGqBa8UOY?si=oMIsFlekMIJLBRHc
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