タイタンの妖女

27件の記録
- スコスコのスコップ@sukoppu_sukosuko2025年6月21日読み終わったシュールでユーモアと不穏さもあって最初からめちゃおもしろいという、相性がいい本に出会えた 後半になるにつれて侘び寂びというか、心が静かになる感じですごく好きな雰囲気 運命に翻弄されながら、登場人物それぞれが歯車として何かの役目を果たしていく 自分の意志ではどうにもならない、もっと大きな何かに動かされていく その描かれ方が痛快でおもしろい 主人公であるコンスタントは地球上で最も運のいい男で、その翻弄されっぷりは一見可哀想に思えるけど コンスタントの運命の手引きをしていたラムフォードは、コンスタントとの対比として最も不幸な男として描かれているように見えた 読み終わってから数日、仕事中にYouTube聴いてて偶然出会った曲があって この本にぴったりで驚いた 光のゆくえ 優河 with 魔法バンド https://youtu.be/5oVGqBa8UOY?si=oMIsFlekMIJLBRHc
- スコスコのスコップ@sukoppu_sukosuko2025年6月9日読んでる日本じゃないとか現代じゃないとか、自分から遠い要素が詰まってる小説だと 読むときに抵抗を感じることが多いんだけど、この本はそういう感覚が薄い わからないことがあまり気にならなくて、グイグイ前に進みたくなるというか なんかよくわかんないけど最初からなんとなく好き、って人たまにいるけど そんな感じの本 おもしろい!
- sugimoto@babyiheaven2025年3月19日読み始めた読み終わった2025/03/07 - 2025/03/19 「神が現実で私たちにしていること」を書いた小説。そう解釈するのが、自分的にはしっくりくる。感動的な結末で、最後の一文には思わず本を閉じて立ち上がってしまった。 冒頭で、火星、水星、地球、タイタンという物語の大筋が示され、場面展開が分かりやすく、読み進めやすい。作品の手のひらの上で流れに乗りやすい分、先が読めないようなエンタメ的な驚きが減っているようにすら思うが、情景や人物の描写が的確で過不足が無いので、テンポ良く作品に入り込める。 1959年の名作SFで(個人的には)少し量もあるので、ついつい取っつきにくく思って長く積み本にしていたが、全然読みやすい小説だった。 爆笑問題、太田光の解説も良い文章。 私と同じように太田さんきっかけで読む人も多いだろうけど、この解説は読み終わってから読んだ方がいいと思う。先に解説を読んじゃうタイプの人は気をつけて。
- RIYO BOOKS@riyo_books2025年1月4日読み終わったおれたちはそれだけ長いあいだかかってやっと気づいたんだよ。人生の目的は、どこのだれがそれを操っているにしろ、手近にいて愛されるのを待っているだれかを愛することだ、と。
- 村崎@mrskntk2023年10月28日数奇な運命により地球、火星、水星、地球、そして土星の月タイタンへと導かれる男の話。壮大でときに理解不能な長い物語はすべて美しいエピローグのためにあったんですね…悲しさゆえの美しさ、ラスト一文だけで靄がかかっていた視界が開いた感じ、これは確かにオールタイムベスト…
- 月日@tsu_ki_hi_2020年9月12日読んでる@ 本の読める店fuzkue 下北沢初、下北沢店。 窓際のきもちよい場所にだいすきな小川洋子さんとだいすきなほむほむがあって、わーい。 水星はいつも歌っている