
きん
@paraboots
2025年6月22日

読み始めた
保坂和志さんの著書は初めて手に取る。
本書には、この人の閾を含む四つのお話が書かれている。
この人の閾、を読み終えて。
何か起こりそうで、何も起こらない世界。
起こりそうで起こらない今村夏子氏の描く世界とは全く異なる。
どこにでもありそうなシチュエーション。
ぼくの人生のある一場面で、それを実体験しているのではないかとふと思ったりしながら読む。
あぁこの世界観がなんともなくわかる年齢に達しているのだなとふと実感した。
そして、真紀のセリフが胸の辺りに残っている。
真紀「だって読むってそういうことでしょ」



