この人の閾 (新潮文庫 ほ 11-2)

6件の記録
おとずれ@In_the_morning2025年10月27日読み終わった借りてきたはじめての保坂和志さん。 語り手や登場人物がどんな人か語られないまま会話が進んでいく。会話でちょっと分かっていく。どうしても眠たくなってしまい、ゆっくりゆっくり進めていった。でも多分それでいいんだと思う。 作中のアナログな雰囲気ににっこりしながら、この人たちなんか噛み合わないな?何の話してたっけ?を繰り返してたら読み終わった。こういう作風?もう一冊読んでみようかな
きん@paraboots2025年6月22日読み始めた保坂和志さんの著書は初めて手に取る。 本書には、この人の閾を含む四つのお話が書かれている。 この人の閾、を読み終えて。 何か起こりそうで、何も起こらない世界。 起こりそうで起こらない今村夏子氏の描く世界とは全く異なる。 どこにでもありそうなシチュエーション。 ぼくの人生のある一場面で、それを実体験しているのではないかとふと思ったりしながら読む。 あぁこの世界観がなんともなくわかる年齢に達しているのだなとふと実感した。 そして、真紀のセリフが胸の辺りに残っている。 真紀「だって読むってそういうことでしょ」






