r "文藝 2025年春季号" 2025年6月23日

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@teihakutou
2025年6月23日
文藝 2025年春季号
読み残していた、向坂くじら「踊れ、愛より痛いほうへ」を読んだ。芥川賞の候補作を選考会前に読めたのは初めてな気がする。他の候補作を読んでいないから比べられないけど、でもこれが選ばれたらうれしいなと思った。 「累代墓というはじめて読んだ三文字が、まだアンノの瞳にこびりついていた。死んでなお、代というもの、家というものの末端につらなりたいのか。お互いを愛し、お互い以外をそうしないための、あのおろかさのつらなりに、あーちゃんもくっついてしまうことにするのか。あーちゃんは、そういうものからだれより自由だったのではなかったのか。」
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