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@teihakutou
読書記録を通じた日記
- 2025年10月8日女の子の背骨市川沙央気になる
- 2025年10月8日つくって食べる日々の話ほか,スズキ・ナオ,ツレヅレ・ハナコ,円城塔,大平一枝,平松洋子,春日武彦,滝口悠生,牧野伊三夫,白央篤司,著者複数,辻本力,阿古真理読み終わった悩んだり、コンプレックスを抱えたり、人生の局面の変化に適応しようと頑張ったりしながら、みんなそれぞれ料理と対峙していて、この食からの逃れられなさを人間みんな共有しているんだと思うと、心強い。 ◯宮崎智之「「料理は大事」と人は言う」: 引用される吉田健一の文章に唸る。この本の中で一番、食に興味のなさそうな書き手だったけど、自分をまっすぐ見つめていてよかった。 他の人とは違う、特定のお題で依頼されたのだろう、白央篤司の食エッセイを紹介する文章と、松永良平の「料理に似合う音楽」の文章も、それぞれの分野で知らなかった作品をたくさん知れてよかった。 滝口悠生と平松洋子は、トリにふさわしいと言いましょうか、ほんとにいい文章。
- 2025年10月7日つくって食べる日々の話ほか,スズキ・ナオ,ツレヅレ・ハナコ,円城塔,大平一枝,平松洋子,春日武彦,滝口悠生,牧野伊三夫,白央篤司,著者複数,辻本力,阿古真理読んでるいつも一緒に帰ってくれる職場の人にわたしの自炊好きがバレていて、毎度「今日の夜ごはんは何?」って聞かれるようになった。今日は「いま家に食べ物が何もないから、松屋かガストに行く」と答えたら、「珍しい!」と言われて、それくらい自炊する人として認知されててなんだか嬉しかった。(そのあと、「てことは、お弁当は?」「昨日も今日もパンだったんですよ〜」「珍しい!そんなこともあるんだ」というやり取りが続いて、わかられてるな〜わたしいつもお弁当だもんね〜と思ってこれも嬉しかった。) そんなわたしが今日はガストを選択し、ドリンクバーもつけて閉店までのんびりこの本を読んでいたわけです。p.106まで読んだ。 ◯大平一枝「揺れる台所」: 手料理にこだわっていた一児の母が、あることをきっかけに固執を手放して、惣菜と外食を使うと割り切ったエピソードが印象的。 「人は変わる。料理をする人だけが正しいわけではない。」「料理と自分の距離は、人生のそれぞれのステージでゴムのように伸び縮みするものだと思う。」 ◯絶対に終電を逃さない女「それでも料理を好きになれない」: 「向田邦子の手料理全部作る」というSNSの投稿を見てくれる人がいるのをモチベーションのひとつとして自炊している話に共感。わたしも作るたびに写真撮って投稿していて、どんなに地味な見た目でもいいねしてくれる友だちがいる。 「一人で作って一人で食べていても、私の自炊は常に、誰かと共にあるのだ。」 ◯阿古真理「私と料理とこの社会」: まんまとこの人の著作いろいろ読んでみたくなった。女であることと、料理が好きであること。試行錯誤の過程がとても参考になる。 ◯オカヤイヅミ「自炊になるまで」: いつもインスタで自炊投稿を見てるファンとしては、今のオカヤさんになるまでの変遷が読めて嬉しかった。 こうして見ると、グッとくるのは女性の手による文章ばかりだな。
- 2025年10月4日
- 2025年10月3日読書会という幸福向井和美かつて読んだこれは前に読んで、当時、読書会がとてもうらやましくなった記憶。気心の知れたメンバーで継続的にできたらいいな、と思ったんだった。 この本自体に読む喜びがかなりあったから、また読みたい。
- 2025年10月3日読書会の教室田中佳祐,竹田信弥気になる
- 2025年10月3日読書会入門山本多津也気になる最近、読書会に参加するようになって、正解とかないんだろうけど、それにしても、どういう感じでいればいいのかよくわかっていないので、入門しようかな。 わたしは課題本を読んで、思ったことや派生して考えたことをぽつぽつ話すだけなんだけど、他のみなさんがお話し上手で知識豊富なので引け目を感じてしまう、というのもあり…
- 2025年10月1日プロジェクト・ヘイル・メアリー 下アンディ・ウィアー,小野田和子,鷲尾直広読み終わった下巻の後半から予測不能の展開が加速して、一気に読んだ。 人間が愚かにならないように、寝ろと言ってくれるうえに、寝てるのを見守ってくれるのも、フィストバンプもいい。SFは普段あまり読まないし、科学の話はよくわからないけど、バディものとしてグッときた。 映画も観るぞ!
- 2025年9月28日
- 2025年9月26日
- 2025年9月26日
- 2025年9月25日
- 2025年9月24日
- 2025年9月24日
- 2025年9月23日
- 2025年9月21日戦争みたいな味がするグレイス・M・チョー,石山徳子気になる
- 2025年9月19日
- 2025年9月19日空色のへびのひみつジェニー・ニモ,ジョン・シェリー,Jenny Nimmo,John Shelley,田中薫子かつて読んだ小学生の頃に読んでいたのは、ハリーポッターではなく、チャーリーボーン。 翻訳という魔法と出会って、魔女のような人と出会って、それが意外と身近なところにあるものだと知った。
- 2025年9月19日モモミヒャエル・エンデ,大島かおりかつて読んだ自分の“人生を作った本”ってある?、いつかそんな話もしたい、と本好きの友人に言われていたので、考える。わたしの“人生を作った本”かー、本読むようになったの最近だから難しいなー…と思いつつも、これは入れたいなという1冊。
- 2025年9月17日なぜ人は自分を責めてしまうのか信田さよ子読み終わったアダルトチルドレンとか共依存とか、これまでに読んだ信田さんの本と重なる内容も多かった。 タイトルになっている問いそのものを扱うのは最終章のみ。その章で、芹沢俊介という人の「根源的受動性」のことを知れたのは収穫だった。 ── p.190-191 この根源的受動性というのは、子どもとともに語られないといけない。芹沢さんによれば、子育てにおいて子どもは、「解決の見通しがない世の中に生まれさせられたんですよ、あなたは」ということを誰かに承認されなきゃいけないんです。 […] こういう世の中だけど、私はあなたを産みました。あなたに責任はありません。産んでしまったことを、私はちゃんと認めてますよ。これを、「根源的受動性の承認」と芹沢さんは言っている。 […] そういうふうに認めてもらうことで、芹沢理論によると「イノセンスの解体」が起きる。「自分には何の責任もない」それが承認されることで、はじめて「自分の人生は自分が主体なんだ」「痛い、お腹がすいたっていう感覚は、私のものなんだ」と、そういう自分を受け止められるようになる。 こう、芹沢さんは言っています。 愛着障害という言葉が流行ってます。この言葉は好きに使っていただければいいけど、愛着とは、本来はこの根源的受動性の承認を意味してるんじゃないかと思います。 ── 講座をまとめた本で、話し言葉なので読みやすかった。こことか、痛快で笑ってしまった。↓ 「すごくひどいこと言ったあとに、「でもね、こんなこと言ってくれるのは親だけだからね。他人はね、思ってても言わないんだよ」って言う。すごく手が込んでますよね。私も芸術的だなと思って聞いたりしてます。こんなに手のこんだ言葉は、アートでしかありません。」(p.152-153)
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