こここ "言語の本質" 2025年6月24日

言語の本質
言語の本質
今井むつみ,
秋田喜美
オノマトペとアプダクション(推論)が鍵である。 日本語にはオノマトペが多い、そう言われてみれば確かに。 音と視覚情報の結び付きを感覚的に「感じる」ことによって、言葉が意味を持つ。 本書の内容とは少し離れるが、現代先進国で暮らす子供達はこの感覚を育てる場面が少ないのではないか、そのせいで語彙力は少なくなり、感情を表現することができず、暴力などの短絡的な行動が起こりやすいのではないか。自己啓発本で「言語化」をテーマにした本が多いのも頷けるのではないか。一因ではあるのではないか? デジタルメディアに囲まれることは身体性を蔑ろにすることに繋がるのではないか。自然の中での暮らしは身体性を取り戻すためにとても有効だと思う。 記号接地問題は興味深い。AIは記号接地できないが、膨大なデータの中を漂流し続けて学習し、〝それっぽい“ことが、言えるようになる。ChatGPTとやりとりしててそう思う。 やはりこの本の内容ではないのだけど、日本語は、主語+目的語+動詞だが、英語は主語+動詞+目的語、この違いは主客二元論と一体論に影響してるのだろうか
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