ゆらゆら
@yuurayurari
2025年6月24日

見えない都市
イタロ・カルヴィーノ,
米川良夫
読み終わった
初カルヴィーノ、手強かった。マルコ・ポーロがフビライ汗に語る帝国領土の55の都市についての報告という章立てで、詩のような、夢の話のような、都市論のような断片が二人の夢幻的な会話を挟んで展開していく。
和田忠彦さんの本を読むと、文中でマルコ・ポーロ自身も言ってたように、これらの都市にはいずれもマルコの故郷ヴェネツィアの描写が反映されているようで、その辺に理解の鍵がありそうな気も。そして、そもそもこれを書いたカルヴィーノへの興味が増した。(25.6.21読了)