見えない都市

11件の記録
- ゆらゆら@yuurayurari2025年6月24日読み終わった初カルヴィーノ、手強かった。マルコ・ポーロがフビライ汗に語る帝国領土の55の都市についての報告という章立てで、詩のような、夢の話のような、都市論のような断片が二人の夢幻的な会話を挟んで展開していく。 和田忠彦さんの本を読むと、文中でマルコ・ポーロ自身も言ってたように、これらの都市にはいずれもマルコの故郷ヴェネツィアの描写が反映されているようで、その辺に理解の鍵がありそうな気も。そして、そもそもこれを書いたカルヴィーノへの興味が増した。(25.6.21読了)
- cojima@cojima2025年4月24日読み終わった「読む」→「想像をする」ということを繰り返しながら、一都市ずつ旅することを楽しむ。あまりなかった読書体験だったから読むのに少し時間はかかったけど、想像異常に楽しかった。 カルヴィーノらしい巧みな構成と本としての実験がさすがすぎる。 最初は幻想的な都市にワクワクしながらも、気がついたらなんだか知っている都市のようで恐ろしくなってくる。 そして最後の一節。地獄についてが、とてもグッときた。 時間ができたらもっと紐解きながらじっくり読みたい
- cojima@cojima2025年4月12日買った読み始めたマルコ・ポーロがフビライハンに空想都市の話をするカルヴィーノの名作。アニメ「マルコ・ポーロの冒険」の再放送が奇跡的に始まった今こそ、これも読まねば!と早速購入。