
tukiko
@torori0208
2025年6月27日

二人一組になってください
木爾チレン
読み終わった
本屋で目にし、なぜか思わず手に取ってしまった。怖いもの見たさもあったのだろう。
無自覚の悪意というのは、誰の中にもひそんでいる、ひそんでいたものなのかもしれない。無自覚だからこそ、自分は気づいてないだけで、すでに誰かに向けられていたかもしれない。そう思うとこわい。
今の学校社会の中でも、きっと起きてることなのだろう。この本を通して、自分の中にある悪意に気がついて、傷つき悲しい思いをしてる人が、少しでも減ってほしい。
一つモヤつきとしてあるのは、亡くなった生徒たちは、自分たちの中にある悪意に気付いたのだろうか。よくわからずゲームオーバーになり、亡くなった生徒もいた気がする。そういうストーリーだと割り切るしかないが、気付き半ばに罰が下されていくという内容に、傷ついた人は救われたのだろうか、と気になった。