ゆらゆら
@yuurayurari
2025年6月24日

マッカラーズ短篇集
カーソン・マッカラーズ,
ハーン小路恭子,
西田実
読み終わった
中編「悲しき酒場の唄」は愛と孤独の話としてぐっときたし、人物や行動がユニークで面白かった。最後はハッピーエンドじゃないのになぜか清々しかった。自分が無価値なのを忘れさせてくれる“酒場”の役割の話わかる…。
収録されてる他7編の短編もどれもよかった。中でも「家庭の事情」が一番好き(苦しさがあるのに…あるからこその…)。あと、「マダム・ジレンスキーとフィンランド国王」(ラストの犬は??)と「渡り者」もよかった。「そういうことなら」は、前に読んだ『結婚式のメンバー』に通じる気がした。
(24.7.4読了)