ゆらゆら
@yuurayurari
2025年6月26日

メアリ・ヴェントゥーラと第九王国 シルヴィア・プラス短篇集
シルヴィア・プラス,
柴田元幸
読み終わった
本屋さんで手に取りパラパラ読んでみたら、なぜか引き込まれ、そのままレジに。腰をすえて表題作を読んだら、とても具体的なのに“肝心なこと”は何も語られてなくて、だからこそ、それぞれいろんな意味を付与して読むこともできるすごい短編。「不安の感覚」と、「そこからの逃避」みたいな印象で、詩が有名だという作者ならではなのかなとも思った。訳者あとがきで作家の伝記的事実を知ると色々わかることもあるけど、今の自分にはただ読むだけで、訴えてくるものがあった。
(22.5.31読了)

