かなむに "地図と拳" 2025年6月27日

地図と拳
地図と拳
小川哲
2025/07/09 面白かった。建築小説でもあり戦争小説でもある。 日本が戦争に負けるであろうと、論理的に指摘しても、戦場には軍人の論理があるので説得できないと言うところにやるせなさを感じた。 あと安井が、とにかく日本は絶対に勝つ!と信じ切ってる人で嫌だなあと思うんだけど、最期は悲しかった。こうやって、天皇や日本のことをずっと信じてきた人の人生はなんだったんだと思う。こんな人を出さないためにも戦争はするべきではない。 単行本で読みましたが、700ページ近くあって重かった!2段組にするとか、もう少しなんとかしてほしかった。
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