
おもち
@alpaco
2025年6月27日

セルフィの死
本谷有希子
読み終わった
借りてきた
自意識と承認欲求を親に持つと自認する女の子、ミクルちゃんが主人公のお話。フォロワー数が自分の価値だと信じる一方、SNSをやめたいとも願う彼女。怖かったり、滑稽だったり、いたたまれない気持ちになりながら読みました。現代の寓話といった感じで、いまの社会や世界にこの種の感情やシチュエーションが蔓延っているんだろうな。自分の価値観とは離れてるように感じてもきっとこういった要素を誰もが持っていて、同じ気持ちの出どころでもそれが光として発されるか闇に沈んでいくか、行き先の違いなだけなのかも。



