セルフィの死

52件の記録
- にゃーお@okomedaisuki2025年5月19日買った読み始めたなんとなく訪れた書店で 本谷有希子さんの本はありますか と聞いたら読みたいと思っていたセルフィの死が置いてあったので購入しました。まだ少ししか読んでいないけれど、これは面白い予感がする。
- 離乳食@munimuni2025年4月15日かつて読んだ〈承認されたくて承認されたくてしいつも死ぬほど震えているのに、目の前の人間からの関心は煩わしいとしか思えない。〉 主人公の性格がまぁ突飛で迷惑系で馬鹿女で、だから愛おしい、「ふぉろわあああああああ!!!!」と叫びたくなるぽむ
- cao@monac2025年4月7日読み終わった分かりすぎて怖い。 SNSろくにやってなくても刺さる。 自意識、承認欲求、ディスコミュニケーションを、現代というフィルターを通して見せつけられる。 過剰な優しさ(を装った自分を守る何か)によって発生してしまうディスコミュニケーションのシーンがリアルで怖かった。 読んで良かった。なんだか、肯定してもらえたように感じた。私だけじゃないんだ、みたいな。
- 澪@mi0_book2025年3月26日読み終わったU-NEXTのポイントを消費するために初めて小説を電子で購入してみたのだけど、あまりにも本書との親和性が良くてすごかった。 小説を読んでいるというより、ひたすらTwitterで主人公の生態を眺めているような感覚。 わたしはこういうおんなのこが好きなのだった、と思い出す。魚眼レンズみたいに距離感の掴めない歪んだフィルターで世界を彷徨うおんなのこ。 3つめと5つめの話が特に好きだった。 文庫本になったら常に鞄の奥に沈めて持ち歩きたい気持ち。
- ハヤシKYヘイ@heiheikyo12025年3月23日読み終わった甘いものなど嫌いなくせにパンケーキや夢カワな綿菓子を求め、フォロワー数を増やすことのみが行動原理だとして主人公は動く。自意識と承認欲求が両親だとまで言う彼女が土石流のごとく展開する客観と自虐と、もうこんな自分をいっそ誰か止めてくれ、というような祈り。 なにこれウケる、と私は最初、なめていた。それが言葉の波にのまれ、回転ずしのレーンに流され、最後のお台場の映えスポットにたどり着く頃には、もう勘弁して、と最悪な気分になっていた。 私はこれまで日記をブログ公開したり、小説家養成講座に通い新人賞に応募したり、また別の文章講座に金を払ったり、個人冊子を文フリに出して人と交流したりして、自分なりに自意識を文章化し承認欲求を手なずけようとしてきたつもりだった。実際、自分の文章の感想をもらって嬉しくなるなどした。他者とより多くの言葉を交わす楽しさを知った。でも怖くなってもいた。際限がない。もっと、もっと。肥大化する自分が怖くなって、休もうと思った。文フリの活動をセーブしておきながら、また私はこんな本の感想をアップするSNSにまで手を染めていたりする。 満たされきることなどない欲求を目の前につきつけられ、嫌な気分になる本だ。お前は永遠に繰り返すのだと。誰かに振り向いてもらいたいと、思い続けるしかない地獄。でもその地獄に、みんながいるのかもしれないと、最後に視点がぎゅぎゅぎゅーっと引いていくシーンがある。都市の明かり一つ一つを構成する全ての人間の承認欲求へと考えが至り、やっぱりめちゃくちゃ胸糞悪い気分になる。 いい作品でした。
- yayano@yaya72025年3月17日読み終わったミクルのキャラが過剰にぶっ飛んでいて、共感する要素ゼロかと思いきや、玉ねぎのくだりは少しわかる。二度とラッシュの満員電車に乗りたくないよな。 すべてを他人のせいにしていたい、他人が自分を認めないことがしんどい、他人からの賞賛があればもっと自分は生きていけるはずなのに!そんな空虚が生み出す幻想と東京の街はよく似ている。めちゃめちゃおもしろかった。
- しましま@simasima_30k2025年3月12日読み終わった『承認されたくて承認されたくていつも死ぬほど震えているのに、目の前の人間からの関心は頃わしいとしか思えない。』SNSをやってる人なら刺さる部分がきっとある。
- くりおね@seaanglechann2025年3月9日読み終わった私の中にあるモヤモヤしたぐちゃぐちゃな snsの承認欲求の為に容姿をどうにかしてでもよく見せようとする日常 。他にも友達との 写真を撮ること=snsの為なこと 。 その全てがよく分からなくてよく分からないままにしてた私の感情を言葉で表してくれてすごくスッキリした。表現が分かりやすくて読む度に気持ちがすっきりした。 snsだけの狭い世界に苦しんでいたし、良いも悪いもないのに社会は強制的に何かを決定してくる。何をしても枠にはめられる。この事実が中学生の頃から私は今も嫌で嫌で仕方なくて苦しかった。だから本谷さんがこうやって違和感をこの本を通して綴ってくれてすごく生きたくなった すごく好きだった、同世代の子達に読んでもらいたいってすごく思った。友達に教えても意味わからなかったって言われるのが少し不安だけど(;;)
- Suzuki@finto__2025年3月7日読み終わった★★★★☆ 「承認されたくて承認されたくていつも死ぬほど震えているのに、目の前の人間からの関心は煩わしいとしか思えない。 歯の裏にまだ映えの残骸がこびり付いている気がしてグラスを手にした。どうして自分はこんな人間なのだろうともう数え切れないほど繰り返した自問を、発泡しなくなったぬるい液体でとりあえず誤魔化した。」p148