Hirotaka Hamada "これが生活なのかしらん" 2025年6月29日

Hirotaka Hamada
Hirotaka Hamada
@hmj_ann
2025年6月29日
これが生活なのかしらん
あまりにも出張に行きたくなくて、夜な夜な救いを求めて本屋にいる。自分が救われたいというエゴだけで選ぶ本は、本に対して失礼だ、とも思う。けれど、それ以外に無い、とも思う。「自分がこの本を買った」という紛れもない事実がある、ことを考える。「本は読まなくても買うことに意味がある」という論調もそろそろ下火かな。そもそも論調っていうほどのことでもないのかしら。最近、Xで人文系の批評家がそれに対して疑問を呈していたけれど、うるせえな、と思った。自分がアートやデザインの世界にいるからかな、「批評」というものを割と意識しながら生きている。大切なものだ。一方で、うるせえな、がある。情感の中にあるリアリティまで批評されるのだろうか。だとしたら、それはターゲティング広告のテクスチャととても似ているのではないだろうか。買っただけでこれだけ何かを考えられるのであれば、買うことにだって価値はあるはずだ。読むことの価値と同等に。
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