
数奇
@suuqi
2025年1月23日

読み終わった
かつて読んだ
つくみず先生による表紙が素敵で購入した一冊。ペシミスト(悲観主義者)である哲学者・シオランの思想について紹介された本。この世は苦しみだらけで、人生はむなしいと毒を吐く哲学だけれど、著者も述べているようにここまで毒付いてくれると逆に心がスッとするというか、かえって前向きになれるところがある。
「いつでも死ねるからこそ生きられる」とか「人生には何の意味も価値もないからこそ自由」とか、「敗北や挫折こそが内面を豊かにする」とか、ひねくれものの自分にとって共感できる思想が溢れていて心が軽くなった。

