
haku
@itllme
2025年6月29日

少女は卒業しない
朝井リョウ
読み終わった
眩しくて何処か自分ごとのようだった。
タイトルに惹かれて購入したけれど、眩しい青春ストーリーではなかった。
1つの"終わり"へ向かう登場人物たちの姿はどの場面にも青い風が吹いているように感じた。
お気に入りは「屋上は青」。
こんなにも青が綺麗に私の中に染まった感覚は初めてだった。
「在校生代表」は読み始めたときドキッとした。そしてキュンキュンした。
ハッピーエンドとかそういうんじゃなくて
新たな一歩とかそういう臭いことじゃなくて、ひとりひとりの"終わり"が色んな形であることが愛おしくて切なかった。
自分の卒業式のことを思い出さずにはいられなかったよ。



